八幡図書館

   八幡図書館レファレンス事例


〔Q〕岡本太郎の作品「午後の日」「若い夢」「若い泉」は見た目が同じように見えますが、どのように違うのでしょうか?

〔A〕川崎市立岡本太郎美術館及び、岡本太郎記念館から以下の回答をいただきました。

「若い泉」は姫路市夢前町にあるパブリックアートであり、この作品は口から水が出ている。
「午後の日」と「若い夢」に関しては、鼻の形と顔の丸みで区別がつくことと、「午後の日」は岡本太郎氏の墓のモチーフとなったものであり、こちらのほうが鼻がとがっていてFRPや陶器製である。
また、型をとってたくさん作っているので全国各地に同じ作品がある。
これらの違いについて岡本太郎氏が直接述べた著作などはなく、晩年養女となった岡本敏子氏の判断によるものである。

とのことでした。
3作品の写真が掲載されている資料として、以下を併せて紹介しました。

◎参考資料
・『TARO』 [岡本太郎/作] 川崎市立岡本太郎美術館/編 二玄社 2005年 <708/オ> (56、115頁) 
・『別冊太陽 2011年3月21日号 岡本太郎新世紀』 平凡社 2011年 68頁 
・『新説・あなたの知らない岡本太郎』 マガジンハウス 2011年 <723/オ> (111、114、137頁) 
・『TARO100祭』 平野暁臣/編著 二玄社 2012年 <723/オ> (104、105、108頁)
・『岡本太郎の世界』 小学館 1999年 <723.1/オ> (42頁)