八幡図書館

   八幡図書館レファレンス事例


〔Q〕カラヤン が1957年11月に八幡に来たという話を聞きましたが、そのことがわかる資料はありますか?
        また、カラヤンがどんな人だったのか、プロフィールや経歴もわかれば知りたいです。

〔A〕当時の毎日新聞を確認した所、1957年11月12日の記事の10面に、「ベルリン・フィルハーモニー交響楽団の八幡公演は 十一日夜七時から八幡市大谷製鉄体育館で行われた」「ヘルベルト・フォン・カラヤン氏指揮で(中略)演奏された」との記載 がありました。また、『北九州地域における戦前の建築と戦後復興の建築活動に関する研究』にも、「昭和32(1957)年11月11 日には世界的指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤン率いる ベルリン・フィルハーモニーの公響楽団の演奏会がこの八幡 製鐡大谷記念体育館で開催されている。」と書かれていました。
  カラヤンのプロフィールについては、『世界大百科事典 6』や『標準音楽辞典 ア-テ』に「1908年〜1989年」の「オーストリ アの指揮者」であったことなどが短くまとめられています。 また、『奇跡の人・カラヤン』『カラヤン自伝を語る』『カラヤンの生涯』などを始め、カラヤンにまつわる資料も数多く出ています。 中でも、『カラヤンの生涯』には巻末に詳しい年譜が載っていて、彼の経歴を通覧することができます。

◎参考資料
・ 毎日新聞 1957年11月12日 10面(書誌登録なし)
・『北九州地域における戦前の建築と戦後復興の建築活動に関する研究』 尾道建二/執筆 内田千彰/執筆 北九州産業技術保存継承センター 2010年 <K526/キ> (55頁)    
・『世界大百科事典 6 カヘナ−キス』 平凡社 2007年 <R031/セ/6> (153頁)
・『標準音楽辞典 ア-テ』 音楽之友社 2008年 <R760.3/ヒ> (436頁)
・『奇跡の人・カラヤン』 ポール・ロビンソン/著 横山一雄/訳 音楽之友社 1977年 <762/ロ>
・『カラヤン自伝を語る』 カラヤン/〔述〕 フランツ・エンドラー/記 白水社 1989年 <762.3/カ>
・『カラヤンの生涯』 フランツ・エンドラー/著 高辻知義/訳 福武書店 1994年 <762.3/カ>