八幡図書館

   八幡図書館レファレンス事例


〔Q〕江戸時代、黒崎の藤田に本陣と脇本陣があったと聞きました。宿場町のどこにあったのか書かれた配置図はないですか?
また、屋号の継承や解説が書かれたものはないでしょうか?

〔A〕江戸時代の黒崎宿の一枚ものの地図の所蔵はありませんが、長崎街道や黒崎について書かれた図書の中に、挿絵の形で地図の記載があります。 黒崎宿では、本陣を御茶屋、脇本陣を町茶屋と呼んでいました。
    屋号についての細かい解説は見つかりませんでしたが、地図や文章の中に桜屋や関屋、八幡屋、竹屋などの名前が見える図書もあり、また、その中の桜屋については幕末の頃のことについて、『長崎街道筑前黒崎宿での五卿の宿』に詳しい記述がありました。

◎参考資料
・『波多野家文書 第参輯』 能美安男/編 豊山八幡神社 1965 <K175.116/ノ/3> (巻頭折込地図)
・『黒崎学校百年史』 創立百二十周年記念事業実行委員会/編集 北九州市立黒崎小学校創立百周年記念事業委員会 1974 <K374.116/ク> (169〜171、174〜180頁)
・『黒崎之里 第9号』 黒崎之里刊行会/編集 黒崎史蹟保存会 1984  <K051/ク/9> (45、49頁)
・『黒崎之里 創刊号』 黒崎史蹟保存会  1933  <K051/ク/1> (39〜41頁)
・『黒崎の成り立ち』 竹中岩夫/著  八幡郷土史会  2004  <K211.62/タ> (34頁)
・『伊能大図による「筑前の長崎街道」の追跡』 松尾昌英/著 みき書房 1997  <K296/マ> (69頁 第三図伊能大図による長崎街道の改訂図4)
・『長崎街道筑前黒崎宿での五卿の宿』 山神明日香/著 [山神明日香] 2004  <K682/ヤ> (14、18、19、53〜91頁)